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Thankyou, Artizon museum

 

I used to use my student discount  at museums and maybe, I used it more than 5 times at Artizon museum, because I the exhibitions were put a lot thoght, but students could visit there for free. It was unbelievable.

For example, "Tomoko Konoike: FLIP" was new for me, because I had to appreciate works with using all senses.  It was one of the projects of "Jam Sessions", so I'm looking for the next.

Therefore, after I graduate my uni and my student discount does not work, I will visit there again and again.

 

ブリヂストン美術館の時に家族で
よく行っていたこともあり、
留学中2019夏にアーティゾン美術館
として生まれ変わったと聞き、帰国後
すぐに足を運びました。

大学生は企画展も含めて
学割どころか無料で鑑賞できるのですが、
この度卒業ということで
このサポートが終わってしまい
とても悲しいです。
今までの感謝を込めて、
感想を振り返ってみました。

ヴェネツィア・ビエンナーレ帰国展示、"Cosmo-Eggs 宇宙の卵" ではパビリオンの設計図が展示されていたこともあり、父が興奮していたのが印象的でした笑
私自身は生死や生命の循環を感じました。
津波石やオレンジ色のバルーンは大いなる自然の力から文化は生まれている、ということを表現しているのだと思います。

1番楽しみにしていた展示は
"鴻池朋子 ちゅうがえり"でした。
(ジャムセッション第1回)
因みに作品への感想を
大学にて課題として提出するほど
学んだことが多く、感動しました。
人間を生物の一つと捉え、
作品を作られていたこともあって
本来持つ五感をフルに使って
鑑賞する必要がありました。
会場全体が作品と感じるところが
特に面白く、まさに森羅万象を
体現していました。
スロープがあって何気に
体験型展示なのも面白かったです。
鴻池さんはたまたま、
私の留学先リーズに同じく
留学されていたということで
勝手にシンパシーも感じました。
展示とは全く関係ないのですが、
鴻池さんの村上春樹「騎士団長殺し」書評
秀逸で意志の面では展示とは相通ずるので
是非読んでほしいです。

琳派と印象派展では
両派が改めてアウトドア派と呼べる、
と分かりました笑

琳派は見えないもの(水)の形、

印象派は色を表現するために

外でスケッチする必要があったからです。

他にも両派を比較すると面白く、、

①派閥内画家の関わり方では

琳派は尾形光琳の描き方を真似ることで

作品を通して繋がっていたのに対し、

印象派は画家同士の興味の対象が近いこと

からグループになったと分かりました。

②描き方から見ると、

琳派も印象派も間を大事にしていること

が挙げられます。色彩の工夫だけでなく、

人物と背景の構成が全体の調和に関わること

に気がついていたのだと思います。

③ しかしながら作品の買われ方では

琳派にはあまり注文主がいない

(肖像画が少ない)のに対して

印象派は多いということが挙げられ

今までにない着眼点で面白かったです。

以上3点に加え、両派には

繋がりもありました。

琳派の扇絵がジャポニズムの流行のために

印象派に影響を与えたことです。

琳派も印象派も旅をして絵を描くタイプ、

ということでコロナ禍で

美術館を通じて旅した気分になれました。

 

失礼ながら"STEPS AHEAD"では

コロナ禍で新しい企画展が困難であるため

財団所蔵品のみでの展示、と聞き

あまり期待せず行きました。しかし結果、

寧ろ所蔵の豪華さに圧倒されました。

先の通り、昨今はどの美術館でも

元々の所蔵品や国内の作品を工夫しての

展示を強いられてきました。そのため

各美術館の所蔵品の豊かさや

キュレーターの趣向を凝らした展示に

新たな面白さを知る機会となりました

今回、藤島武二の《東洋振り》が

初展示でコレクションに加わったそうです。

アーティゾンは青木繁はじめ、日本画家の

展示にも力を入れているイメージがあり、

今回の作品も納得の所蔵の一つとなると

感じました。東洋と西洋の融合加減が

正に新しい時代を象徴する雰囲気でした。

 

学生生活最後のアーティゾン鑑賞は

まさかの森村泰昌さん展覧会となりました。

(ジャムセッション第2回)

"M式「海の幸」 ワタシガタリの神話"の

タイトルで、青木繁の作品を変装・再現し

解釈していました。原美術館で森村さんの

作品に出会って以来、何度か見ていますが

今回の展示が最大規模かもしれないです。

見応えがすごかったです。

森村さんがビデオで青木繁になりきりつつ

発していたように、作品には

「荒々しさと繊細さ」が共存していて、

なんだか描かせられたように見えます。

「召し上がられ」て、「神話」になった

という表現はピッタリかも?と思いました。

 

鴻池さんに続き、森村さんでこの

ジャムセッションは2回目でしたが

(石橋財団と現代美術家コラボ企画)

今後もこのシリーズは続くとのことなので

卒業後も是非見に行きたいです。

楽しみです!