EXHIBISION

2023

真珠のようなひと─女優・高峰秀子のことばと暮らし─

 

高峰さんがシンプルで

永く使える品物を愛用されていて、

向田邦子さんのことを思い出した。

少し話は逸れるが、

「あの人の台所道具」という本でも

お二人が登場していた。 

本の中では料理好きな女性著名人らの

丁寧な暮らしが紹介されていて、

料理道具にまつわる、小さなハックを

知ることができる。例えば

包丁の研ぎ時については

玉ねぎの微塵切りで涙が出る時。

本からは丁寧な暮らしはまず

本来の使い方に拘らず、好きな食器を

日常生活で取り入れることから

始めればいいということを学んだ。

話は戻るが、本展では

梅原龍三郎や藤田嗣治といった

芸術家との親交もわかる。

友人関係についてもお2人の

共通点があるらしい。

 

展示会場にあった、

高峰さんの素敵な言葉について。

数多く紹介されていて、例えば

"お茶でもいかがは最高の潤滑油"が好きだ。

思いやる気持ちを伝える言葉で、

イギリスを中心にビジネスシーンでも

休憩を取ることを促す台詞として使われそう。

世界共通で優しい言葉だと思う。

また、"お疲れパール"が印象に残っている。

自分を褒めた奇跡が繋がってできたアクセサリー、

とはなんて素敵なんだろう。

 

銀座ミキモトホール

 

 

 

モールの想像力

 

なぜ百貨店の中で"モール"の展示を?と

最初は思った。しかし最近の百貨店には

ショッピングモールの機能が一部備わっていたり

関係値は思った以上にあるかもしれない。

なぜならモールは百貨店になく、

必要としている役割を補うことができる。

例えばモールの持つ親近感は更なる集客ポイントだ。

価格面や立地から気軽に行けることや、

子供時代から長く訪れる経験がある人が多いため、

青春を想起させる場所として

認識されているところから生み出されていると思う。

 

また展示の中で気になった指摘があった。

それはモール環境についての記述で、

家からモールまで車で行くと

お客さんは外に出ないことになる、というところ。

確かに屋内という部分ではそうかもしれない。

また、ファミリーカーは動くリビングのようだ、

という比喩表現もあり上手いなあと思った。

即ち、"モールの中が外。モールの中に街。"

という矛盾が生まれることになる。

そういう意味からもモールの中には、

アミューズメントパークのような

造られた街が出現しがちなのは納得。

 

驚いたのは、発展途上国ではモールの中が

街であることで救われる人が沢山いるということ。

つまり、車が通らないため危険が少ないことや、

天候に左右されないため、安全な街として

必要不可欠な、公共機関の役割も果たしうる。

一方、閉鎖的空間の中の街としてモールは

ゾンビ映画の舞台になることもある。

安全な場所だが、造られた街としての

不気味さもあるのかもしれない。

 

 

高島屋史料館

 

 

 Accidentally Wesanderson @ Tokyo

 

旅に行った気分になれた!

終わった後に公式HPを見たら

更に想像力が掻き立てられた!!

Popping Up In Tokyo

 

Rules to join AWA comnuity is to take photographs...

*accidentally

*make people to feel like going adventures

*which can be shared for others on SNS

 

寺田倉庫

 

 

 

Henri Matisse : the path to color

 

2次元に落とし込む前に3次元の彫刻をあたかも

メモのように使いこなしているところがすごかった。

対象を単純化して本質を描きとる探究をし、

デッサンも割と大胆な構図。

長時間ポーズを取ったモデルさんは怒らない?、

と思うレベルのものも笑

マティスの思想を理解したモデルだったのだと思う。

 

晩年の教会デザインもシンプルゆえ、

神に祈る場所としての存在意義を再確認できる計算。

壁は白のみでステンドグラスは青と黄色の2色のみ。

だからこそ、光がより美しく感じられた。

マティス関連の展示会は過去も何度か訪れているが、

毎度その色彩感覚に驚かされる。

 

東京都美術館

 

 

 

ガウディとサグラダファミリア展

 

貴族のための邸宅も清貧教会も設計していて

全く逆のものだが作品としての価値は

変わらないところが面白かった。

しかし教会には信じられないほど、

沢山の建築家や関係者が携わっていて

謂わばガウディを中心にした

ファミリーのような関係性だった。

自然をモデルとしたデザインであることで

建物を利用する人々が受け入れやすく

感じられると思う。

 

東京国立近代美術館

 

 

 

和菓子でめぐる春夏秋冬展

 

練り切りの人気ランキングを

投票するコーナーもあって、楽しかった。

季節を感じつつ知らない和菓子を

コンプリートしていきたい!

 

とらや赤坂店

 

 

Tom Sacs

 

第一弾のNASA×茶道に続いた第二弾。

店舗体験がテーマに掲げられており、

アートだけどなんか使えそう!

欲しいかも…と思わせられるものばかり。

 

伊勢丹スペース

 

 

 

ムーンアートナイト下北沢

 

まず恒例の大きな月を見た。

Luke JerramのMuseum of the Moon、

という作品で月の下には土管があって

子どもたちがそこに乗ってワイワイと

月を見るところがなんかよかった。

また今回初めて見たのはAmanda Parerの

Intrude(侵入)というウサギの作品。

これもまた巨大な作品で、タイトルの意味は

一見可愛いウサギでも巨大化した時の

存在感は象並み、ということらしい。

それでもウサギは可愛いというイメージに

侵略されているのが心理ってすごい。

下北沢では教会の敷地に設置されていたのが

印象的。キリスト教の教会なのに

因幡のウサギ感が出ていて、

世田谷協会には屋外礼拝スペースが

あるのだけど、沖縄の洞窟教会みたいと

言っている人がいて分かる!と思った。

その日はすごく蒸し蒸ししていた。

 

下北線路外空き地など

 

 

 

テート美術館展 光

 

光の描き方は無限!でも大きく分けて、

忠実に描くか、手の中で司り、

壮大な世界を描くかの2通りだった。

前者の場合には前衛的になりがちで

時にはコンセプチュアルアートとして

表現されていた。一方、後者では

宗教画に近いものが多かった。

追求をしていくと、何事もシンプルに

削ぎ落とされていくのかもしれない。

 

新国立美術館

 

 

 

 デイビットホックニー展

 

Do remember they can't cancel the spring

という言葉が最初の展示室に

大きく掲げられていて印象に残った。

辛いことがあってもその後の幸福は

無くなるわけではない、と

勇気づけられる一言で自室にそっと

貼っておきたくなった。

特に好きな絵はホックニーの自画像かも。

チェックのジャケットをいつも着ていて、

いろいろな拠点で活動しているようだが

根底にあるブリティッシュを感じられる。

また風景画の多くに紫がかったピンクを

多用しているところが気になった。

明るいようで影を潜めている色で

イギリスの光を表していると思った。

 

MOT

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

はじめて知る銭湯

 

柚子湯だけでなく桃の葉湯など

季節を感じられるお湯の種類があって

健康を願うためというのも

和菓子と似ているかも。

 

虎屋ミッドタウン店

 

大巻伸嗣 Interface of Being 真空のゆらぎ

 

壺の中にある照明装置が動くたびに、

壺の絵柄から見える影が大きくなったり

動いて見えて奥行きが出るところが面白かった。

他にも空間演出のアイデアノートなどが

展示されており、演劇など含めた作品の

それぞれのエネルギーを感じられる。

 

新国立美術館

 

 

彫刻家 大森暁生展-血路-

 

動物のリアルを超えた野生味に凄み。

迫真の表情に怖さをも感じた。

鏡と組み合わされた作品もあり、

現実と作品の境が有耶無耶になるところが

面白く、一体感があった、

 

蔦屋銀座

 

 

 

「Happy Holidays! 」 MASAKI 水没ジオラマ展

 

軍艦島のような廃墟なのに、

ジオラマの中にサンタクロースがいたり

HAPPYさと寂しさが混じり合った、

独特な感じがあった。

熱帯魚の水槽のように観賞用であっても

静的で生命がない感じが不思議。

 

蔦屋銀座

 

 

 

VINYL Tokyo販売会/個展

 

好きなアーティストが2人同時に

東京駅構内で展示ということで、

足を運んでみた。行って大正解。

ワクワクするポップさに心躍った。

 

SIO The Tomodachi! 

犬犬犬展 

 

 

 

DXP

 

念願のスイミングプールで無事撮影。

特別展のDXPではやはり、

プログラミングされた作品が多かった。

 

しかしそんな中、色とりどりのカツラが

宙を舞う展示は面白かった。というのも、

まず鑑賞者は「綺麗」と声をあげるが

次第に宙を舞う作品に違和感を覚え、

カツラが待っていることに気がつくと

絶対に笑ったからだ。なぜ笑うのか。

カツラだから?綺麗なのに?

 

展示室内では画面上で画面に映る顔に、

無差別に選択されたカツラが

被せられる参加型アートも用意。

ずっとやっていたいほど楽しくて、

カツラと言われると笑うけど

言われなかったら、私以外にも

ファッションアイテムとしてありと

思う人がいるだろうなと思った。

 

21世紀美術館

 

 

 

HandBook 大江大二郎

 

大江さんといえば私的にはまず、

星野源さんのCDが思い浮かぶ。

 

ソロ活動をする前のSAKEROCKで

最後にリリースしたSAYONARAの

CDジャケットがお気に入りだった。

 

その後も初期の星野源CDでは

シングルもアルバムも暫く、

大江さんの文字が並んでいた。

どこかに昔ながらの温かみがあり、

かつ最新で洗練されているところが

とても惹かれるポイントだと思う。

 

今回はサインもいただけた。

ゲリラ的に私の名前をデザインし

書いてくださって更にその凄さに

びっくり。規則性はなく、

ババっと思いついたまま書くとは

すごすぎる。

 

 銀座グラフィックギャラリー

 

 

 

西澤徹夫 偶然は用意のあるところに

 

京セラ美術館や八戸美術館や美術館の

会場構成に携わる西澤さんの個展。

美術館のあるべき姿を考えさせられ、

作品を見せるのではなく

作品を感じる場を設けることだと分かった。

 

TOTOギャラリー

 

 

デュフィとローランサン  ─ モードに触れた二人 ─

 

フォービズム派のデュフィが描いた、

明るくお洒落な絵は洋服の生地に使われ

女性美を追求したローランサンは

お洒落な洋服を纏った女性たちを描いた。

つまりこの2人の絵を合わせ見ることで

20世紀初頭当時のパリの世俗を

感じることができる。また日常生活の中で

いかに芸術性を高められていたのかが

分かり、感嘆した。

 

今回気になったのは、デュフィの絵の中の

青い鳥の存在だ。いくつかの絵の中に

共通して飛んでおり、何を暗示しているのか

気になった。結論、調べても

それに関する記述が出てきていないが、

様々な革命が起きていた当時の世の中で

自由を求める象徴のように思えた。

 

ギャルリーためなが

 

 

「MARIA CALLAS -ディーヴァが愛した真珠-」

 

華々しい衣装やジュエリーなどに加えて

写真の展示も多数。今年で生誕100周年らしい。

オペラ歌手としての華々しさもその陰の

部分も美しさに尽きた。

 

ミキモトホール

 

 

 

細川護熙展「京洛の四季」

 

何気に細川さんの個展に訪れたのは

2回目になる。

大変失礼ながら、1回目は細川さんを

アーティストと認めない自分がいた。

しかしながら第二の人生として

60歳を過ぎてから勉強に励まれ、

描かれた絵とは思えないレベルで

2回目の今回の展示では感服した。

特に大作4点の四季の屏風絵は

見ているだけで茶室にいるかのように

心を落ち着けられる作品だった。

 

ポーラアネックス

 

 

 

CERITH WYN EVANS

L>espace...

 

会場に入って直ぐ頭上に現れたのは

モールス信号の間隔で発光する、

シャンデリアで圧倒された。

信号で発信されている言葉は

「思考は直線的ではない」という思想で

作品の核と関連性を感じた。

いつもの表参道LV7階の景色の中で

どの作品もかなり都市に溶け込んでいた。

 

エスパスルイヴィトン

 

 

「HELP展 30年後には消えてしまうかもしれない」

 

日本の気候変動をアートを通じ、

感じる展覧会というコンセプトで

片岡メリヤスさん目当てで訪れたところ

意外な表現者、例えば料理人なども

賛同していて面白かった。

 

手紙を書いてくれるマシーンが

長々と文字を書いてくれてびっくり。

 

LIGHT BOX STUDIO

 

 

 

Ecology: Dialogue on Circulations

エコロジー:循環をめぐるダイアローグ

ダイアローグ1 「新たな生」崔在銀展

Dialogue 1 "La Vita Nuova" Jaeeun Choi

 

朝鮮戦争休戦から65年も経ったという。

未だに歪み合う南北のニュースを見ていると

戦争が起きている状態と起きていない状態の

差がよく分からないが、今回の

戦後の人文化発展に着目したアートは

面白いと思った。何故ならどうしても

戦争が起きると文化が破壊され、

壊れたものは元には戻らない。だから

そこを再構築する時の始め方で

これからの道筋が大きく決まると思うと、

その活動意義の大きさは興味深いと思う。

 

朝鮮戦争後の非武装地帯(DMZ)には

豊かな生態系が生まれ、

手が加えられていないエリアのため

自然の楽園として絶滅危惧種が

何種類も生息しているという。

 

崔さんは自然と人との共生を願い、「Dreaming of Earth(大地の夢)」の

プロジェクトを立ち上げ、メンバーには

坂茂やオラファー・エリアソンなどの

ビッグネームが名を連ねている。

 

活動内容としては様々あり、

例えばシードボムの活動では

種の入った土の塊を投げ込んだりする。

名前はボムでもかなり平和的なボムで

野鳥のフンと同じく、植物の

育成拡大に繋がっていく活動だという。

戦争のボムとの違いに感心させられる。

 

DMZは南北の二つの文化を

結ぶ土地でもあるため、自然環境以外に

文化交流の場としてもまた

期待されているという。しかしその際、

経済交流は別にすることが大事だとか。

人間同士の交流であることは

文化も経済も同じであるものの、

互いにいい影響もあるが

それ以外も及ぼしうるからだという。

 

確かに文化はシェアしあうものだが、

経済は競争しあうものかもしれない。

そうなるとまた、戦争に発展し得る。

 

Maison Hermes

 

 

 

Fitting Room

 

ファッションブランドのSOÉJUによる、

短期での展示でチラシやSNSの口コミで

プライベート的に告知されていたのを

運良くキャッチして足を運んできた。

 

ブランドのキャッチコピーが

『I like the way I am.』である通り、

多くの人が試着室で感じるような

自分自身の理想と現実の差について

突きつけ、向き合わせる展示だった。

ファッションブランドの催すイベントが

昨今増えており、どこもが

SNS映えを狙った展示を行う中で

POLA annexを会場として選び、

哲学的に訴えかける内容を

ゲリラ的に展示したところに好感。

 

また展示室内の導線が鑑賞者を

能動的に動かす形になっており、

ある意味体験型展示になっていたのが

面白かった。

 

POLA annex

 

 

 

北川麻衣子「花勧請」

 

ネットで見た絵のパワーに

オンライン上ながら圧倒されて

実際に見に行ってみた。

緻密な鉛筆画で、触ったらぐしゃって

なりそうなほどの繊細さなのに

絵のタッチは力強く、描かれているのも

ちょっと怖いキャラクターで

ギャップにびっくりした。

 

またキャラクターは童話に出てきそうな

普通は愛くるしい動物や花がモデルなのに

北川さんの絵の中だと百鬼夜行のよう。

でもこれが本当の童話なのかも。

 

ギャルリーためなが

 

 

 

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西島雄志「瑞祥 zui-shou ― 時の連なり ―」

 

兎に角、神々しかった。

龍や鳳凰、八咫烏などが

細かくパーツに分けられて構成されているが

どれもオーラがすごかった。

タイトルが瑞祥だったが、

"めでたい事が起こる前兆"という気配を

指す言葉という。日本的と言えばいいのか

非言語の芸術性を感じた。

 

 

ポーラアネックス

 

ヘザウィックスタジオ展 共感する建築

 

バスの設計が特に印象に残った。

出る人と入る人が狭いバスの中で

ぶつからないように工夫しつつ

本来のダブルデッカーの伝統的なデザインを

ほぼ崩していないところが良かった。

同じく元々の姿をリスペクトし

残しているものでは南アフリカの穀倉を

改築し美術館としているものもあった。

産業建築をアートの場として甦らせるのが

面白いと思った。

 

 

森アートミュージアム

Mori Art Museum

 

 

”美しい人びと 松園からローランサンまで” 

 

初めて足を運んだ!

白金の美しい街並みを抜けると、

旧松岡邸宅がスッと現れて感動。

常設展示の素晴らしさは

松岡氏の審美眼の凄さを伺わせる。

ヘンリームーアが特に好きだった。

企画展示は

松園好きとしては癒された。

前半最終日に伺って、

立派な雛人形セットも見られた!

白南風(しらばえ)という言葉を

絵の題名から初めて知った。

言葉の意味としては

梅雨の終わりに吹く南風のことで

晴れてから吹くために明るく、

白い南風と表現されているよう。

晩夏の季語で絵からは確かに

暑い夏の終わりが想像させられた。

 

松岡美術館


François Prost-Gentlemen's Club

 

アメリカのストリップクラブを撮影した、

写真展。刺激的な場所だけど外観は

可愛らしく、同時に

その建物が立つ場所はアメリカでは

保守的でストリップクラブの

あるべき場所とは言えないところで

その違和感が逆にファンタジー感を

醸し出していて面白かった。

 

agnès b. boutique

 

箱根美術館巡り旅
Who the Bær?

性別も国籍も何も定まっていない、
仮想のクマをモチーフとした作品展。

有名なフェルメールやモネの絵を
モチーフにしたものから
動画やオブジェまでなんでも
揃っていて楽しかった。

プラダ青山
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It's without a clear character
= no history
= no gender or sexuality
= It can be whoever it wishes to be.

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「訪問者」クリスチャン・ヒダカ&タケシ・ムラタ展

展示会テーマの意味はアーティスト2人、
ヒダカとムラタのどちらもが
日本にルーツがあるものの、
外国で過ごすために海外でも異邦人で
日本でも訪問人として見られることを
表していると思う。ただし、
ヒダカはトリックアートの世界に
入ったかのような作風で、一方
ムラタはカトゥーンの世界のようで
全く雰囲気は違った。

Le Forum 
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2022
12月
パリ・オペラ座−響き合う芸術の殿堂

舞台芸術にフォーカスした展示は
演劇好きとしてはたまらなかった。
特に実際に作成された、
大道具とか舞台セットのテスト版の
ミニサイズセットが可愛らしく興奮。

衣装、パンフレット、ポスターや
バックヤードに潜入した画家の絵など
360度からオペラ座を知った。

アーティゾン美術館

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版画×写真 ― 1839-1900

写真と版画は担ってきた役割が
似ているからこそ、使い分けが
大事なのではないかと思った。
写真の普及により、版画が
廃れていったようだけど
写真の技術が上がったのは
版画があり、競い合ったからこそ
という背景があったことがわかった。

また、今でこそ写真は芸術として
美術館に飾られるが今まで、
記録をする媒体として
芸術とは別に捉えられてきていて
それも間違ってはいないため
技術と芸術の境目は難しいと思った。

町田市立国際版画美術館

ヤマザキマリの世界

ヤマザキさんの作品展示に加えて、
ローマと日本の歴史調査、また
ヤマザキさんの経験や実体験から
女性とは人間とはなんぞや、という
哲学的な分析まで可能な
お腹いっぱいの展示だった。

詳細はブログで、鑑賞の
感想を書きました!

東京造形大学

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à mains levées

シャネルを紡ぐ手

アンヌ ドゥ ヴァンディエール

 

写真家Anne de Vandièreによる、

職人たちにとっての""

フォーカスした写真展。

顔写真よりも遥かに大きく

作業中の手の写真が展示されており

添えられた彼らのコメントを読むと

工房を訪ねたような気持ちになった。

 

もし、本当に工房を訪ねたとしたら

職人たちの技術に釘付けとなるはずなので

印象に残る比率は">人柄>"

まさに展示の比率と同じだった。

理にかなった展示なのだと思った。

 

加え、そのコメントでは職人たちの

バックグラウンドも知ることが出来て

"シャネル"1つのブランドでも

それぞれのアイデンティティを持った

多くの職人が11つを作っていると

改めて気付かされた。

また、言葉が""で伝承されてきたように

職人たちは手で先人の技術を

再現し伝承してきたことがよくわかった。

 

シャネルネクサスホール


ガブリエルシャネル展

洋服だけでなく宝石の展示もあって
意外と見応えがあった。
最近は"シャネル感"がある、
別ブランドの商品も多く見かけるが、
シャネルっぽいと思わせられるほど
そのブランドイメージが
浸透しているのが
シャネルの凄さだと思う。
三菱一号館で展示されたことで
洋服の見栄えが更に素敵だった。

Sep. 
三菱一号館美術館


水木しげるの妖怪 百鬼夜行展

 

水木しげるのアシスタントが描く、

背景が凄すぎて驚いた。

水木が沢山の資料を元に

妖怪を描いたのは勿論のことで

その世界観はキャラクター画以外も

本気で描かれたからこそ

完成したのだとわかった。


Sep.

森美術館

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かき氷大百科展

 

久しぶりの虎屋本店。

展示を見てから実際に

上階のカフェでかき氷を頂くと

美味しさがひとしお笑

かき氷の歴史を辿ると、

これも日本の菓子なんだ!と

わかった。毎度のことながら

資料の豊富さに驚かされる。


Sep.

虎屋 赤坂ギャラリー



ジブリパークとジブリ展

 

初長野美術館。

愛知でオープンする、

ジブリパークに先立って

行われた、巡回展。

原画のパワーと緻密さ、

体験型展示で大満足。


Sep.

長野県立美術館

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特別展アリス

へんてこりん、へんてこりんな世界

 

何故数学者が名作を生み出したのか、

と前から気になっていたが

数学者だからこそ、アリスの世界を

書くことができたのだとわかった。


またアリスが誰もが知る名作なのは

その計算された不可思議さが

理由なのかもしれないと思う。


Aug.

森美術館



this is not a samrai


サムライだけど、お茶目で

知り合いみたいな親近感を持った。

バンクシーをモデルにした?

作品もあり、タイトルに

メッセージ性を感じるものも。


サムライたちの表情が良い。

 

Jul.

POLA museum annex

 

 

SEE LV


人気の旅をテーマにした、

LVのコレクションで

旅する気分になれて楽しかった。

いつもより展示が凝ってない分、

純粋にコレクションを楽しめた。

物販ブースの旅の本が良くて、

全部欲しくなった。

 

Jul.

Tokyo Midtown

 

稀書探訪』の旅 鹿島コレクション2

 

あるものを集めてないものを作り出す、

と展示の中で何度か聞いて大変共感した。

様々な経験を積んだり知識を地道に集めて

初めて自分を知ることができるということ。

 

バルザックの人間喜劇シリーズが

数千人?のキャラクターを擁し

世の中を面白く表現していくことから

作り出されたように、多くを観察し

書き留めるなど集めることで自然と

新しいものが作り出されると分かった。

 

展示鑑賞後に鹿島さんの著作を選抜して

読み込んだら、集めた知識や蔵書を

フル活用されていた。やっぱり

好きなものを収集することは

実になる作業ともなり得ると思った。

 

日比谷図書文化館

竹村 京・鬼頭 健吾「色と感情」


ドイツのベルリンで活動する

2人のアーティストで夫婦。

初めて作品を見た!!!

元々夫婦でも別々に

活動していたものの、2人で

コラボしたら面白かったらしく

時々合同で展示会をしているらしい。


記憶で最後に残るのは色、という

コメントが展示の始めにあって

その理由は色は感情だかららしい。

人によっては違う人もいると思う

けれど確かに私もイメージを

色に変換しがちかもしれない。


色でモノをタグ分けするのは

色へのイメージ自体が個々違うから

結局タグ付けできないけど

それがいい気がするので私は好き。


POLA museum annex

VOICE - nero 10th anniversary


音楽ライターの井上由紀子さんによる

カルチャーブック、nero最新号発刊に

伴って誌面に登場するアーティストの

声として作品が展示されていた。


会場でまず目に入ったのは、大好きな

マムアンちゃんシリーズの作品。

癒しの可愛さだった。


CATシリーズぶりのTIDE作品は

同じくモノクロの作品だった。

そして同様にモノクロなのに

カラフル同様のパンチがあり。

コロナ禍に描かれ、その生活の

雰囲気が詰まっている作品だけど

やっぱりノスタルジックな感じも。


一方、初めて知ったアーティストで

気になったのはノ・サンホさん。

細かくてビビッドな色使いの

コラージュが印象的だった。

井上さんもコメントされていたけれど

作品を見た瞬間に、そのエネルギーから

「ヒエロニムスボス?!」となった。


ISETAN space

小島荒神は多分、甘党。
小島荒神は多分、甘党。

人のすがた、人の思い
-収蔵品にみる人々の物語-

左上から時計回りに
狂言面 乙、賀茂競馬・宇治茶摘図屏風
布袋図、小島荒神像

特に「賀茂競馬・宇治茶摘図屏風」が
好きで描かれている人々の目線が
交差から温かみを感じられた。
他の絵でも優しい顔の表情の絵が
幾つもあって心が洗われた。

仏教道具を持っている筈の荒神像だけど
カップケーキとフォークを
持っているように見えてしまった汗

集古館

BOTERO ふくよかな魔法

 

最初からやばい、ボリュームすごい

ボテボテボテロ。これが初見時の感想。

しかも、見ていくうちに静物画の

デフォルメなどは控えめとさえ思わせられ

もっとボテっとしてほしいという欲望を

掻き立てられた。

 

元から丸みがあるもの(球体など)は

強みが活かせないと思ったが

堂々とした佇まいが感じられて

結果、"ボテロの球体"となっていた。

オリジナリティの勝利というか

丸みを突き詰めた研究の勝利というか。

突き詰めると言えばボテロは

ドローイングが上手いと分かった。

完成版以上に欲望を掻き立てる作品もあり

陰影の協調から、更に丸みの良さを感じた。

 

今までボテロならではの丸みや

ボリューム感に注目してきたように

フォルムにばかり目が行きがちだが、加えて

人物画に表情がないのもポイントと知った。

コミカルに見せかけた超シニカル。特に

バージョンズ(翻案)のシリーズでは

他の人のテーマを自分なりの表現で描き、

例えば「アルノルフィーニ夫妻」では

原画のファン・エイクには描かれていた

作家自身がボテロの絵では

絵の中のドアから既に出て行った後で

夫婦間のことは第三者に責任は持てないと

ごもっともだけれど意外に

ドライな意志を感じた。

バージョンズはオマージュと違い、

絵を見た感想が入っているわけではなく

かと言って模写のように

そのまま描いたわけでもなかった。まさに

「変換」された絵で原画をボテロの眼を

通して見たかのように感じた。

 

好きな作品は「ヴァチカンのバスルーム」で

神父がバスタブの中で浮いていて可愛い、

というのが第一印象だった。しかし次に

お付きの人が神父に対し異常に小さかったり

神父のフォルムとショッキングピンク具合に

異常さを感じて惹きつけられた。

また水がバスタブギリギリまで張っていて

未だに注がれ続けているところで

なぜか危うさを感じてしまうのに対して

壁にある石鹸がなんか家庭的で

のほほんとしていたところで

本当に訳がわからないと思った。

 

ボテロの出身地であるコロンビアが

キリスト教であるため、宗教色が強い絵が

かなりあった。そこでも勿論、皆丸い。

しかも神学校の絵では猫まで太っており

なんとも言えない気持ちになった。

丸みを負わせる人は見境なく、容赦なく

全て絵の中の人も動物も物も皆丸かった。

聖なる神々しさが必要であるはずの

聖女たちは近所の派手目な

おばさんたちを思わせ、ある意味では

親近感のある佇まいだった。しかし

本当は労働者の女神であった聖バルバラ、

裕福ながら清貧を努めた聖ゲルトルード、

弱い人たちの味方であった聖カシルダが

モデルらしくそのギャップに驚いた。

 

他にもイエスキリストが太った姿を見た時は

「彼、受難を経験してない?!」とさえ

一瞬思った。でもよく見ると只の豊満ボディ

じゃなく、丸みがありつつも

身体は筋肉質でバキバキだった。

 

また、ポスターやフライヤーにて掲載の

「コロンビアの聖女」実物は存在感があり、

よく見たら聖女の顔が雫だらけで

「なんで汗かいてる?」と思ったら

涙で、貧富の差がある国の歪さを感じた。

 

bunkamura

1F ショーウィンドウ
1F ショーウィンドウ

INCONTRO  在伊50 出会い

 

ショーウィンドウの平井智さんの作品に

魅了され、久しぶりにホールに行った。

ビーチで横たわったような女性たちの

像の色が伝統的なマジョリカ焼きの

デザインでイタリアの海に合いそうな

明るい気持ちになれる作品。

 

また平井さんの作品では

ハートがあしらわれたものが多かった印象!

ローマの休日でも有名な真実の口(ボッカ)

からインスピレーションを受け、ハートの

口をつけた器など。特に、壁一面の

インスタレーションで天使の羽が生えた

ハートがたくさん集まった作品

「飛べ 黄金の翼にのって」が好きだった。

いろいろなハートの柄があって

見ていただけで楽しかった。愛とか魂の壁、

みたいな世界の縮図のような。

 

また親交のある方々として展示に

参加されていたうちの1人、中村貞夫さんの

「器になることをやめた器」はタイトルが

面白かった。中村さんの意図する感想では

ないかもしれないけれど、その器から

自分が思っている自分と相手から見た自分は

違うことがあるんじゃないかと思った。

 

その他にも若林和恵さんの

銀彩酒盃シリーズは爽やかで素敵だったし

印象に残っている。自分の使うところを

想像してみたら幸せな気持ちになった!

 

和光ホール

1F ショーウィンドウ
1F ショーウィンドウ

その光に色を見る 

Spectrum of Vivid Moments

 麻二果

 

色彩の画家と呼ばれる通り

作品には何色もが重なっており、

ある時は激しかったり荒々しく

ある時は繊細で淡く見えました。

それは色が物体そのものを

映し取っているのではなくその

内面を汲み取って表現したこと

により鑑賞者によって捉え方が

変化するためと思います。

 

女性作家の色シリーズ、では

過去に画家を目指したものの

女性であるがゆえ

叶わなかったり

活躍できなかった人々の想い

を込めていました。

現代や未来にもし生きていたら、

人一倍絵画への想いが

あったはずである女性たちは

世界を変える作品を発表し、

そのパワーで多くの人々を

圧倒していたのではないかと

思わせられました。

 

ポーラミュージアムアネックス

吉阪隆正:ひげから地球へ、パノラみる

 

父が先生の研究室で勉強していたこと

もあり、家族での鑑賞機会を狙っていた

企画展に満を辞して訪れました。

父の解説付きというのが、良かったです笑

 

特に印象深かった、平和に対する説明で

「世界中の人間が、相手の異なった立場を

理解し合える状態になったこと」

というような世の中を目標とする姿に

感銘を受けました。先生がそれを

達成するための媒体に

「建築」を選んだように、私は私の

「好きなもの」で目指したいです。

 

以前テレビで離島から上京した大学生が

一人暮らしとして選んだマンションの

大学まで20分という立地が遠いと

嘆いたのに対し、同級生に近いと訂正され

都会育ちと田舎(離島)暮らしの20分への

距離感覚は違うと気付かされました。

話外れましたが、生活などから受けた

影響により人はそれぞれの感覚を持ち、

共通の物差しはないと考えます。

そのため日々、人と自分を比べた時に

感覚の違いに驚かされるのは

当たり前なのだと思いますし、その時に

どちらかが相手に合わせるのではなく

互いが気持ち良いように

相手を知る必要があるのだと思いました。

 

また、建築とはその国の生活や技術を

総合したものであるため、先生は

各土地の建築を知ることは

その国や人々を知るための近道で

不可欠だと論じていました。

確かに住まいは衣食住の「住」で

人々の生活と密接しています。

それゆえ、文化の中でも特に

生活向上を目標とするため高い技術が

求められる点で興味深いと思います。

 

先日、NHKで放送されていた

17歳の帝国」という、もし若者が

リーダーとして国の政治を執り行ったら

どうなるか、と問いかけるドラマで

「リーダーに必要な知識や経験は

AIが蓄積したデータで補える」ため

リーダーに必要な素質は

「アイデアに基づいて提案できること」と

意見されていたように、誰もがボーダレスで

暮らしやすくなる住まいのアイデアが

今こそ必要とされていると思います。

 

展覧会には父の書斎でよく見る、

先生の遺品である自邸庭での哲学の虎との

似ていて違うツーショット写真が

大きく飾られており驚きました。また、

同じく書斎にある乾燥なめくじのパタパタの

スケッチブックが沢山展示されており

(乱雑な)父の部屋にあった遺品の品々の

意外な価値に気づかされました。

 

東京都現代美術館

上野リチ

:ウィーンから来たデザイン・ファンタジー

 

恥ずかしながら、リチさんは

日本人なのだと思っていましたしかし

オーストリア人で日本人の上野伊三郎さんと

結婚したため「上野」の苗字ということ。

またそれに伴い、ウィーンと京都を拠点に

活動していたそうです。2つの都市には

"古都"として歴史がある共通点があることが

作風にも影響を与えていました。

 

因みに伊三郎さんは建築家で

早稲田の三学年上は村野藤吾さんで

リチさんを含めた交流により、

日生劇場のコラボレーションもあったそう。

 

ただしオーストリアと日本の美意識は

真逆だったのではないかと感じました。

というのも、オーストリアでは

ウィーン工房始め、キチッとしたものに

美を見出すのに対して日本では

曖昧の美しさがあるからです。

実際、ウィーン工房で製作されたデザインは

ベタッとした色の付け方や日用使いを

重視した作品が多い印象でした。一方

日本ではグラデーションが多く、

和服では掠れや染めの味わいや

着た際の形の美しさを出すために

布をたっぷりとった裁縫がされていました。

 

オーストリアと日本を股にかけた

リチさんだからこそ、双方の良さを理解して

カラフルで不規則な味わいのある

独自のデザインを生み出しせたと思います。

最も、パターンを布におこす職人には

斬新なデザインに泣かれていたそうですが

 

 

展示からパターンの面白さは

デザインは同じで色を変えるだけで

別の雰囲気や作品にすることが

できるところで、刷り方によって

まるっきり変わるのは浮世絵に

似ているかもしれないと思いました。

例えば地名のテキスタイルデザインでは

風光明媚な観光地のタイトルが

つけられていましたが、実際に彼女が

その地を訪れたわけではなくイメージから

デザインされたと言います。しかし私自身、

その場所に行きたくなりました。

それは街を映し取ったのではなく、

街への憧れを具現化した彼女自身の

クリエイティビティゆえなのだと思います。

他にも戦時下で明るいデザインを

生み出すことができたことも同じく、

どんな境遇下でも自分を

見失わなかったからだと思いました。

 

展覧会ではリチさんワールドを

存分に味わうことができましたが

日本国内各所に作品空間があったそうです。

展示にそれらのカラフルな家具やデザインで

溢れた室内計画図があり、想像して

ワクワクしました。日生劇場のアクトレスや

京都のスターバーなどです。

現存していないことは残念ですが

計画図で思いを馳せることができました。

 

展覧会タイトルにもなっていますが、

展示内で頻繁に使われていた、

ファンタジーという言葉について最後に

考えてみたいと思います。なぜなら

デザイナーとしてリチさんが大事にした

信念を表す言葉だからです。

自らの創造性によって作品作りを行うことを

モットーとした、ということです。

彼女は真似をとても嫌ったと聞きました。

ただし私個人としては真似や

インスピレーションも作品作りに必要だと

思います。しかしそれは自分らしさを

追い求めることに繋がる場合、

という前提があるとは思います。あくまで

意欲を高めるためのもの、ということです。

リチさんの"ファンタジー"への信念は

自己表現へのストイックさゆえと思います。

 

Ⅰ-2-30 

花器図案(扇型、山風景)

Design for Flower Tray

そのまま和菓子になりそうな、

"古き良き日本"の風景イメージに思えて

日本画を彷彿させるデザインでした。

しかしながら、この花器で海外にて

フラワーアレンジメントがされていたら

水彩画のようにもなって素敵だと思います。

 

Ⅱ-2-53 

花鳥図屏風

Folding Screen with Birds, Flowers and Trees

金箔の日本屏風に洋風の絵画イラストが

違和感がなく交わって描かれており、

今昔物語というか物語の世界のような

雰囲気を醸し出しているところが

リチさんの作品らしいと感じました。

 

展覧会の解説などがオンラインでも

閲覧可能だから、改めて出展一覧から

展示を思い出したいです!

 

解説

出展リスト

exhibited work list 

 

 

三菱一号館美術館

illustrated by Aria
illustrated by Aria

和菓子のかたち more◯△□

いろいろな形の和菓子の展示
(とそのモチーフ)
を知って絵に描きたくなった。
春の和菓子の絵は鑑賞日に買ったもの。


左上:佐渡路
佐渡の春や菜の花をイメージ。

右上:朝日川
岡山県の後楽園がある、
旭川(朝日川)をモチーフとしていて
川波に映る朝日をイメージできるよう。

左下:都の春
→ 柳の緑や桜の紅を錦に見立て、
『古今和歌集』の「みわたせば柳桜を
こきまぜて都ぞ春の錦なりける」を
モチーフにしているよう。

展示の中で特に気に入った和菓子は
玉柏。硬い岩に植物がちょぼちょぼと
健気に生えているところに
キュンとするから笑

あとはフランスでしか買えない、
ルーブルの光を一度食べてみたいなぁ。
おしゃれな感じ。

展示で見た和菓子の絵も描いてみた
BLOG

とらや東京ミッドタウンギャラリー

Collaboration '98
山本容子&和田誠展 「2人のシネマ」


大好きなお二人のコラボ展示。
和田さんが山本さんに版画を教わっていたと
知らなかった。初めて刷った時?の作品を
本の表紙にしたと和田さんが山本さんに
報告した時に怒られたエピソードが
姉弟?師弟?関係を表すようで好き笑

二人のコラボはいいとこ取りで
面白さと優しさといい塩梅の荒さが共存。
シネマ、がテーマなので特に楽しかった。
作品によって描き始めが
山本さんだったり和田さんだったり
違うというルーズさ?がまた素敵だと思う。

地下では作品制作過程を
動画で観ることができ、アトリエ内を
犬が歩き回っているのが可愛い笑

ギャルリー東京ユマニテ
1F installation
1F installation

鈴木基真「World is Yours」


ジオラマを木彫りで作ってしまう作家さん。
リアルな街を写しているけれど、どこか
童話の世界のようで木彫りならではの
あたたかみを感じるところが好き。

 

新宿伊勢丹メンズ館


archives

〜2021


2018


2017



Before 2017 selection

2017年以前で特に

印象に残った展示会のピックアップ↓


会田誠さんはギリギリを攻めてくるけど、
メッセージ性が社会問題に繋がり面白い。
大好きだったテレビ番組、「デザインあ」
の展示は体験型で正にテレビで見たアレ!
Diorは商品の作品に値する価値に驚き、
職人芸の素晴らしさを間近で確認できた。
FrankGheryはHERMESの建物を設計した人。
父の解説付で鑑賞。建物も美術作品と実感。
NikiDeSaintPhalleのフォルムにハマった!
女性アーティストは少ないので注目したい。
HERMES'sは銀座のThe Forumにて鑑賞。
先のFrankGhery展(21_21 DESIGN SIGHT)と
合わせて鑑賞でより知れたと思う。