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BOOK review Oct. 2022

From the books I read in this month, I learned there're nothing wastes in a life to live colourful and I made up my mind to be greedy to enjoy my life. Also, there're various way to carry out as soon as possible.

 

For example, book shops are one of the best places to broad minds.

"The Little Paris Book Shop" was a book to create the illusion of being in a book shop and it taught me "To be old is not too bad, it works!", because many people mourn to get old, but people don't be rotten as eggs even they grow old.

In my oppinion, it's simmilar to books, because old books don't get worth. However, both people and books are in danger of being out of mind, so I want to leave something attractive as long as alive.

However, I also think it's a mission of new generation to learn the past to relay the memories.

 

Also, I think "creating" is a good way to enjoy life. In my case, I often take photo or write diary to observe tiny happy things to remind the day someday. As a result, it stimulates my curiousity and desire to create imagination become real.

When I read Yoko Ogawa's essay, I found  writers are definitely live out their life, because I was surprised at her imaginary world. In my view, they can surprise readers because they never miss topics in daily life.

If you haven't read "The Housekeeper and the Professor (Hakase no ai shita sushiki)", you should read it at once or you may feel like reading her essay, too.

 

今月の本からは

人生は一度きりだから、貪欲に

いろんな経験を積みたいと思わせられた。

知識や経験量があることで更に

人生を面白く生きられる気がする。

逆に考えると苦しい経験を経ねば

理解できないことも沢山あって

何も無駄なことはないなぁと思う。

 

📗The Little Paris Book Shop

久しぶりに英書。

本屋さんの書棚の間で

沢山の本に囲まれているかのような

錯覚を感じられる本だった。

"卵は古くなれば腐るけれど、

本は古くなっても腐らない"

という言葉が作中にあって

同じように人間も歳を取ることは

悪くなることではないと思わせられた。

 

それは本屋の店主、ペルドゥ氏が

お客さんの悩みを巧みに聞き出して

本を"処方する"ことからも裏付けられる。

処方するには本の知識のみならず

人生経験を積んできたからこそ

できることと思うから。

 

面白いのはペルドゥ氏がお客さんに

本は人格をも作るものとなるからと

読み手のためにならぬ本を

"売らない"というポリシーを持って

時に頑固であるシーン笑

即ち、悩みのためならずの本は

本屋として処方できないらしい。

勿論それは多くのお客さんを戸惑わせ

時には怒らせてもいた。

確かに目的を持って本屋を訪れ

嫌でも買わねばならぬ本だった場合

「売らぬ」と言われたら大迷惑かも?

 

このシーンから私は

何の目的も持たず本屋にふらっと立ち寄り

何気なく本を買う、ということを

現代人はあまりしない気がすると感じた。

だから、ペルドゥ氏のような店主は

鬱陶しがられるかも?と考えると

ちょっと寂しい。

 

巻末にはレシピまであって

読めば誰しも満たされること間違いなし。

 

📘純喫茶トルンカ

ドラマや映画などでは、よく

昔ながらの喫茶店で

男女が待ち合わせをしている。

それはその場所がずっとあって

美味しいコーヒーがあるから

誰もが想う相手を待てるのかも。

何年もそこにある純喫茶だからこそ

落ち着く場所なのだと思う。

 

個人的には格言好きの絢子ちゃんが

特に好きだった。友達になりたくなった。

どこかの純喫茶で会えるのかな。

本は結構、一気読みしてしまうのだけど

この本はリラックスしてゆっくりと

読み進めたくなるようなストーリーだった。

 

📕8050

出版時に話題になった本。

ようやく図書館の予約待ちの

順番が回ってきた。

 

8050問題とは

引きこもったまま大人になった子どもと

それを支え続けたまま高齢になった親が

社会から取り残されてしまうこと。

原因は学生時代に起きた

子どもの引きこもりだけでなく、

親の介護が原因で子どもが

社会に出るタイミングを失ったため

ということもあると聞く。

本作では子どもの引きこもりが原因だった。

 

感想としては

久しぶりに読みにくかった印象。

 

それは本や著者のせいではなく

勿論、私の人生経験のせいだと思う。

疾走感があるのに、読んでいて苦しく

長く感じてしまったかも。

親になってみて初めて、この痛みに

寄り添い、読むことができるストーリー

なのかもしれないと思う。

 

家族が家族でないように思えてしまった時

家族だから信じて共に戦える人に

なりたいしそういう人と家族でありたい。

 

📘針と糸

日曜くらぶで掲載されていた小川糸さんの

エッセイをまとめた本。

SNSで充実した日々が並ぶのに

疲れた時には読むべきだと思う。

糸さんのエッセイは、まさに

針で地道にちくちくと縫うように

言葉や日々を紡ぐようで

映える一瞬を血眼になって探すのではなく

大切に過ごした一瞬を積み重ねた最後に

過去を振り返ると見えるものがあることに

気付くことができた。

 

印象に残ったエピソードは

犬界隈でもカルチャーショックがある

という事実。ドイツと日本の犬では

犬同士の挨拶が違う、らしい。

 

📗少年と犬

直木賞受賞の時に読みたいと思いつつ

ずるずると遅くなっていた本。

ようやく読んで、もっと早く

読んでおけば良かったなぁと思うほど

想像以上に心を動かされた。

犬は何も言わずに人のそばにいてくれて

特に精神的に助けを求める人のところに

寄り添ってくれる、人間にとって

かけがえのない存在だと思った。

なさそうでありそうな話。

 

📘妄想気分

作家さんの創作物は経験や

知識量によるものかもしれないと思う。

作品を通して、作家さんたちの

頭の中にお邪魔しているようで

いつもとても楽しい。

 

本作の著者、小川洋子さんの本は

たくさん読んだことがあるけれど

いつも考えてもみなかった点と点が

結ばれているところが面白い。

 

今回のエッセイでは

それが生まれるきっかけを知った。

洋子さんが特別な日常を

送っていたわけではなくて

日常の特別を見逃さない観察眼と

特別に魅せるアレンジ力が

鍵なのではないかと思った。

 

洋子さんの生活を目を閉じて

少しでもビジュアル化しようと思った時

気になる人物がいる。それは

洋子さんの本がフランス語版として

翻訳される際に関わられている、

ローズマリーさんのこと。

洋子さんの文章からしか

彼女のビジュアルは想像できないけれど

ゲランを纏い、薄化粧でクールな感じ

というのが私のドツボだった。

私もこうありたい、と私なりの

"ローズマリーさん"を妄想してしまった。

 

お会いしたことも見たこともないのに

私に憧れの存在を生み出す洋子さんは

"想像するとほくそ笑む言葉"

を挙げる天才だと思う。

本書に出てくる、""選びではあるけれど

幸せな言葉トップ3をご査収下さいませ。

 

①ロッキングチェア

(揺れから船旅など旅の練習が可能。眠りにも誘われるし、最高のアイテム!!!)

②実家から送られてくる荷物

(荷物の内容に関わらず、愛を込めて

隙間という隙間まで詰められるところに

きゅんとすること間違いなし。)

③カーテン姫

(お留守番をする子どもたちが

カーテンの隙間から窓越しに

外を眺めている様子を表す言葉。

不安げなものの、外の世界への好奇心を

携えた表情にはグッとくる。

カーテンが小さい身体に巻かれて

親指姫のように可愛らしい。)